さて、旧「
花岡園」を…と思ったのですが、この「若竹」さんの先、
そして角を曲がったところには客引きの姿が…やはり現役のフーゾク街、
カメラを手にウロウロなんてとてもできません。

仕方なく周りを歩くことに。
主な家はあらかた以前と変わりないようでしたが、
「ココは何があったかな?」と、ちょっと印象が薄い周辺地域では数カ所で工事が進められていたり、既に建て替わっていたり。
当時の家も、こうして少しずつ失われていくのでしょうね…

交差点角のとんちゃん屋さんは健在。すだれの中で飼われている犬も元気でした。
2軒隣りの「
花岡浴場」さんも盛況。まだまだ頑張っています。

ここも以前掲載した、古いアパート。
「開けたら閉めよ」の注意書きの一方で、相変わらずのこの状態でした。

そろそろ、駅に戻らなくては。
帰り道は松降通りに出る一本手前の路地を歩きました。
ここもスナックや居酒屋など、夜の店が多いエリア。
その一角で見つけた料理屋然とした家。
奥町や萩原(これはまだ掲載していません)、旧木曽川町エリアも併せ、
一宮市内は結構歩いてきたつもりなんですが、
まだまだ知らないところが多そうですね…また来よう。

本町商店街のアーケード。
クルマが入ってこないので安心して歩けるのですが、
相変わらず人はまばら。
現在はほとんどの地方都市は、こんな状態ですね。再び賑わう日がくれば良いのですが。

本町のアーケード周辺にも、昭和な建築が多く残っています。
古い町並み…という感じではありませんが、逆にどこか懐かしい風景。
こうした建物の残存率は、名古屋近郊でトップクラスなのではないでしょうか。

しかし、その代表格であった尾張
一宮駅は取り壊され、
現在はこのようなコンビニみたいな味気ない外観に…
将来は図書館などが入る建物の再開発ビルとなるそうですが…さて。

これにて
一宮編はおしまいです。ありがとうございました。
PHOTO:
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GW-1 2008/05
[愛知県一宮市泉・大江・本町他 昭和な建築の街]の続きを読む
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- 2008/05/27(火) 01:00:12|
- 愛知県一宮市
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ちょっと更新が滞ってしまい、申し訳ありません。
前回の建物の南面から。こちら側は勝手口になるんですね。

階段はコンクリート打ちっぱなしで、とても質素。
表にあれだけの装飾がされているのが、ウソのよう…
隣には同年代築と思われるアパートが健在です。

アパートとの間は通路になっているのですが、塀で塞がれています。
塀には戸が設けられて、出入りできるようにしてあるのですが、
建材かなにかが積まれていて、使われていないようです。

この後名駅で職場の新人歓迎会の予定が入っていましたが、
もう少し時間があるので、花岡にも行ってみることにします。
松降通りを南へ。
市役所や警察署の近く、最初に
一宮を訪れたときにも撮ったパチンコ店の跡。
蛍光灯を組み合わせた簡易なネオンで屋号を表していたのですが、
蛍光灯が撤去され、その跡だけが残っていました。

こちらも以前載せました。
「ワシントン」というパチンコ店だったところ。
駐車場として使われているのですが、外壁がヤバいくらいこぼれまくっています…
大江商店街を抜けて、花岡のアーチのところまで歩いてきました。
アーチの脇の三味線屋さんをふと見ると、
「ひじを傷めたので、弦を強く張れません。ご了承下さい」と貼紙がされていました…

次回は花岡…
PHOTO:Ricoh
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- 2008/05/23(金) 22:55:40|
- 愛知県一宮市
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一宮へ来た目的は、再びこの建物を見ることでした。
今回で
一宮中心部を歩くのは3回めですが、
最初の訪問時に偶然これを見つけたときのインパクトがあまりにも大きくて、
時々思い出しては「あぁ、あの建物どうなっているかなあ」と気にしている建物なんです。
今回もちゃんと無事でした。
ちょうど自転車の人が小さく写っている左側が、前回掲載した「松栄新町」の中心となるブロックになります。

存在感抜群の南面。
上部に四角く細い鉄線が残っている部分は店の看板が掛かっていた台座の跡でしょうか。
この建物も位置や古さから考えて「松栄新町」に関係していると思われるのですが、
赤線廃止直後の昭和34年の地図ではココは「空き家」とされています。
(因みにその地図には、前回載せた「昭和32年の松栄新町の特殊飲食店」の多くが
そのままの屋号で掲載されています)

この建物の一番の見どころは、この円窓でしょう。
補修の跡や白く濁ってしまったアクリルが、この建物の過ごしてきた年月を物語っているようです。
それにしても、これはモダンでカッコいい!何度見ても目が釘付けになります。

西側のこちらが入口で、東西に細長い店が5つほど並んでいるレイアウトのようです。
屋根に続く部分の曲線がまた素敵です!

訪れたのは午後3時をまわっていたので、西向かいに建つ看護関連の専門学校の影が延びてきていました。
タイルが貼られた柱の上、波形の庇の下側にもタイルがびっしり。芸が細かいです。

庇の下はコンクリートブロックを組み合わせて造った装飾。
これにも目を奪われます。

裏側にあたる北面。隣接して建つアパートとは、渡り廊下のようなものでつながっているよう。
渡り廊下部分は後から造られたようにも見えますね。

次回もこの建物の付近をもう少し。
PHOTO:
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- 2008/05/19(月) 01:53:43|
- 愛知県一宮市
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先日の休み、昼過ぎから時間ができたので、短い時間なんですが
一宮へと行ってきました。
目的は、真清田(ますみだ)神社近くのアノ建物をまた見たくなったから…
まず駅から東へ。本町商店街のアーケードを抜けたところにある飲食街。
初めて
一宮を歩いたときも、ココを撮影しました。
そのときは真冬。かじかんだ手でcaplioGXのシャッターを押していたのをよく覚えています。

上の写真の交差点で北に折れてまっすぐ歩くと、真清田神社の東側に出ます。
神社の周りの繊維関連のお店も今日は多くが営業中。

神社の北東角、赤いテントが印象的なお店。
入口の扉には古い「バー」の鑑札が張られていました。周りには空き地が目立ちます。

同じブロック南側のスナック。コレは古い建物を改装して使っているんですね。
実は前回の
一宮訪問の後、ある方から「この付近も赤線跡ですよ」と教えていただきました。
名称は「松栄新町」。ということは、これは当時の建物なのか…
そしてこのブロックに空き地が多いのは
当時の建物が老朽化して壊されたからなのかもしれませんね…

次回は、アノ建物。

PHOTO:
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[愛知県一宮市松降他 一宮、もうひとつの赤線跡へ]の続きを読む
- 2008/05/18(日) 01:07:18|
- 愛知県一宮市
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最後に「玉乃井湯」さんの湯に浸かって帰ります。

「玉乃井湯」さんの様子は
こちらをご覧ください。

帰りは玉の井
駅から名鉄に乗って帰ってもよかったのですが、
奥町の「奥の湯」さんがどうも気になる…歩いても大したことはない距離なので、様子を見ていくことにしました。
前回も書いたように5時近くになっても営業する気配が感じられなかったので、「もしや…」と思っていたのですが、やっていました!

実家に帰ったときにでも入りに来よう…。楽しみができました。

近くの
奥町駅から電車に乗って帰ります。ここの
駅舎は大正時代に建てられたものを永年使ってきたのですが、後日大垣市墨俣町を歩いた帰りに通りかかったら、跡形もなく取り壊されていました。尾西線の「トランパス」(注:名鉄のカードタイプの乗車券。名古屋市の地下鉄、バスにも使用可能)対応のため、自動改札化と同時に無人
駅となるようです。味わいある
駅舎だっただけに残念ですね…

これにて、旧
木曽川町編はおしまいです。お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

PHOTO:RICOH
GR-DIGITAL+GW-1 2006/12/23
テーマ:レトロを巡る旅 - ジャンル:旅行
- 2007/07/27(金) 00:25:25|
- 愛知県一宮市
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この日入ろうと考えている銭湯は、名鉄
玉の井駅から至近の位置にある「
玉の井湯」さん。営業開始は少し遅くて午後5時から。まだ時間があるので、周辺を歩いてみることにしました。

「
玉の井湯」さんは上写真の裏口が通りに面していて、入口は1本入った細い路地側。隣りには八百屋さん、向かいにはノコギリ屋根の古い工場と、役者が揃ったロケーション。
玉の井駅の脇にもノコギリ屋根が見えたので、行ってみました。こちらは細い路地に向かい合うカタチで工場と社長さんの家が建っていました。

駅の東側一帯にもノコギリ屋根の工場が点在。以前隣の奥町を歩いたときは、トタン壁の工場が多かったように覚えていますが、この界隈は黒塗りの板壁が多いです。日曜日ですが、いくつかの工場からは機械の音が聞こえてきました。

ジグザグの路地の中の工場。なかにはトラックが入るには辛い路地に工場がありますが、原料の搬入や製品の搬出はどうしているのだろう?と考えながら歩きました。でも、永く残ってほしい風景ですね。

次回は、
玉の井駅、そして奥町の方へ。

PHOTO:RICOH
GR-DIGITAL+GW-1 2006/12/23
テーマ:レトロを巡る旅 - ジャンル:旅行
- 2007/07/25(水) 00:14:23|
- 愛知県一宮市
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