サイドバーに「
Zorg(ゾーグ)」を利用して、フォトアルバムを設定しました。
第一弾として、
瑞穂区雁道の風景14枚をアップしました。
よろしければ、クリックしてご覧下さい。
PHOTO:Kodak EasyShareV705 2008/06
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テーマ:レトロを巡る旅 - ジャンル:旅行
- 2008/10/01(水) 23:57:52|
- 名古屋市瑞穂区
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8月のある日、仕事中にクルマで
名古屋市港区の
稲永(正式には「いなえい」ですが、みんな「いなえ」と呼びます)を通りかかりました。
ここは戦前まで
遊郭があった街。1年と少し前に私も歩きましたが、この門は見逃していた!
クルマの窓から見かけて、思わず「あッ」と声をあげてしまいました。
おそらく廓の東端だった場所に残るこの門、どのような役割を持っていたのでしょう。
上の門を見た次の休みに、早速訪れてみました。この街は通りが「申」の文字になっていて、それぞれの端にはこのような細い
路地が通じています。
一年前と比べて、あまり変わりがないようです。唯一気が付いたのは、廓の中央から南へ突き当たったところにあったこの喫茶店が閉店していたことでしょうか。
紋様が素敵なこの門も、変わらず健在。これも当時のものなのかなあ。
廓の中央、錦神社の灯籠に刻まれた妓楼と思われる屋号。残念なのは倒壊を防ぐための鉄枠に隠れて上半分が見えない…
銭湯「草津湯」さん隣家のブロック塀。これは戦前のものとは思えませんが、優美なデザイン。
廓の南西部、床屋さん、串カツ屋さん、たこ焼き屋さんが集まる雰囲気のいい一角。
タイル巻きの柱が印象的だったアパートも健在。奥を見ると、流しも市松模様のタイル張り。
PHOTO:RICOH
GR-DIGITAL+
GW-1 2007/08
次回からは、犬山編の予定です。
テーマ:レトロを巡る旅 - ジャンル:旅行
- 2007/10/11(木) 00:03:46|
- 名古屋市港区
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今回からは、ゴールデン・ウイークに歩いた中川運河沿いの風景です。
スタートは名古屋港から地下鉄で1区北側の築地口。
築地口といえば、かつての赤線「
港陽園」跡に近いですね。せっかくですので、ちょっと寄っていくことにしました。
駅の方から歩くと、国道23号(名四国道)の高架手前にフェンスで囲われた一角が…確かここには麻雀荘や飲み屋が入っていた古い建築があったような…。街灯の「ちどり」の屋号のみが、それを示していました。
高架をくぐったところにも建物が壊された跡が…ここには三角形の窓の「
港陽園」当時の建物がありました。前回の訪問時、おじいさんに「公園が整備されることになっているから、もうすぐ壊される」と教えていただきましたが、その通りの姿に…
土台から推測するに、中央の廊下の両側に小さな部屋がいくつも並んでいる構造だったようです。
前回訪問時の記事は、こちらをご覧下さい。
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 追補すそに残ったタイルが悲しいなあ。赤線廃止から来年で半世紀。こうやって壊される建物が多くなっていくんでしょうね。
「新世界商店街」の看板が建つロータリーに面したこれも当時の建築。現在は資材置き場のような使われ方をしています。
この
写真を撮っていると、クルマが横に止まり、中のカップルから「すいませーん、イタリア村ってどうやって行けばいいですか」と尋ねられました。うーん、彼らはここが「
赤線跡」だとは知らないだろうなぁ。
ランドマークたる「かもめ」アパートは相変わらずタイルが見事な姿。ここが見られただけで、なんだかうれしい…
「かもめ」のちょっと北には、産婦人科の医院がありましたが、更地になっていました。変化していくのは、当時の建物だけではありませんね。
築地口へと戻ると、名古屋港次回から、中川運河に沿って、歩きます。
PHOTO:RICOH GR-Digital+
GW-1 2007/05/04
- 2007/05/21(月) 22:15:00|
- 名古屋市港区
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町歩きの帰り、地下鉄で金山から1区先の
日比野へやってきました。今日の
銭湯はここから少し歩いた「冨士の湯」さんです。
駅からは
日比野駅の北に位置する中央卸売市場や駅の東の名古屋国際会議場「センチュリー・ホール」(貯木場があった)へと延びていた
貨物線の廃線跡に沿って歩きます。
廃線跡は、このように自転車置き場や公園、宅地などとして活用されています。
かつての線路と道路の間の狭いスペースに飲み屋さんが集まって残っています。奥行きのない店内はどうなっているのだろう…やっぱりカウンター席なのかな…。
西に進むに連れ、
貨物線跡はマンションが多くなります。この付近は数年前に歩いたことがあって、そのときは空き地も結構あったように記憶していますが、もうほとんど新しいマンションで埋まってしまいました。
目的の「冨士の湯」さんは予め住所から場所を調べておいたのですが、路地の奥という立地条件のため、少々迷って到着しました。
のれんをくぐると、番台には70代かな?の人の良さそうなおかみさん。「いらっしゃい」「お願いします」とあいさつを交わして、上がります。料金は400円。
下駄箱は、金属製のフタを持つタイプ。結構このタイプ、好きなんですよね。なんか航空機の部品みたいで…
脱衣所は天井扇あり、木枠+すりガラスのロッカーありの、なかなかのレトロぶり。ベンチでは2人とものぼせたのか、親子が同じポーズで「は~っ」とやっていました。
脱衣所と浴室の仕切りは、引き戸と窓以外は全面細かいタイル貼り。これは素敵です。
浴室に入ると、床や壁のタイルは新しくされていましたが、浴そうには青色の細かいタイルが残されています。手前の白湯はお寺の鐘の断面図のようなカタチ、奥のデンキとジェットの槽も単純な四角ではなく、曲線を描いており、なかなか面白いです。
カランは左右の壁それぞれに配されたものと、白湯の手前に2対2の島式タイプがあるのが珍しいです。せっかくなので私も島式のカランに陣取って洗います。桶は黄色ケロリン、イスは緑色のプラスチック製M字形という定番の組み合わせがうれしいです。
身体を洗いながらコンクリート製の天井を見上げると、縁取りされた菱形の湯気抜きの中央で左右からの梁(はり)が交わるという、面白い造形。古びたコンクリートの色合いや梁の一部が崩れて鉄骨が顔をのぞかせており、目を楽しませてくれます。
古い割に浴室は清潔に保たれており、ジェットの吹き出しもカランのお湯の出も申し分なし。ちゃんと手を掛けて維持されているのが感じられるお湯でした。
お湯から上がると、番台にはおかみさんの姿はなし…。女湯の方にでも行かれているのでしょう。これじゃあドリンクが買えない…。ちょうどお客さんが途切れるタイミングなのでしょう。
戻られたのは、帰り支度も終わった頃でした。残念…。
「冨士の湯」さん、いいお湯でした。
PHOTO:RICOH
GR-DIGITAL+
GW-1 2007/04/30
- 2007/05/09(水) 21:40:00|
- 名古屋市熱田区
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地下鉄中村公園駅から南へ。住宅地の中にある「名豊温泉」さんがこの日の
銭湯です。
中村区の駅西といえば、渋い木造のアパートや古い民家が多く残っている地域なのですが、この界隈は新しめの建物が多いですね。
予め場所は調べてあったので、迷うことなく到着。中へ入る前に周りを一周。入口はこちら側と反対側の2ケ所。入ったところは壁に下駄箱が埋め込まれた土間。ここで何枚か撮っていたら、向かいの飼い犬にばうばうと吠えられました。怪しいモンじゃござんせんよ…
入ると正面にカウンター。おかみさんが勤めておられます。料金は愛知県統制価格上限の400円。地方へ行くと安いところが多いですが、中心部はみな上限価格ですね。
脱衣所はロッカーも体重計も、ベンチも新しいですね。天井扇はシーズンオフのためか、羽根が取り外されています。
さて、浴室へ。浴そうはセンターからL字型に配されています。手前から深い白湯、浅い白湯、デンキ。折れ曲がって女湯との仕切りまでの大きなジェットとバイブラの槽の4つ。この
銭湯の見どころはジェットの槽の奥、タイル壁に見事なタッチで描かれた富士山と滝。この部分だけ壁が凹んでおり、滝の下には岩場も設えられています。なかなか凝ってますね。(下
写真、サッシのガラス越しに見えるでしょうか?)
無料サウナもありますが、水風呂がない(シャワーはあり)ためか、あまり人気がない様子。まあ、私はサウナは苦手なんで…。
カランは女湯との仕切り壁に4、外側に6の配置。桶はここもケロリンの白。「中村浴場組合」の銘が入っています。レトロさはないものの、気持ちよく入れるお湯でした。
上がりのドリンクは、名古屋牛乳のフルーツ、100円。おかみさんから交代したご主人が「はい、ありがとう」と、丁寧に栓を抜いてくれました。
表に出ると、さっきの犬は早くもお休みの様子。吠えられなくて良かった…「名豊温泉」さん、いいお湯でした。
PHOTO:RICOH
GR-DIGITAL+GW-1 2007/02/09
- 2007/02/21(水) 23:20:00|
- 名古屋市昭和区
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