ブログを休止してから、はや1年以上の時間が過ぎてしまいました。
この度、ある方への御礼の気持ちを込めまして、写真集を作成しました。
今回のテーマは、このブログでも取り上げたことのある「公団稲沢
団地」。
今から50年余り前の1958(
昭和33)年に造られた全73棟から成るとても素敵な
団地でした。

全国でもココだけ、という特異な形状の「L型ポイントハウス」、いくつかのバリエーションがあった長屋構造の「テラスハウス」、そしてプレーンな中層棟…閉鎖までの約2年間、これらの建物に逢いに何度もこの
団地に足を運んで撮影した写真から1冊を作ってみました。

よろしければ、
「こちら」からご覧ください。
撮影は、いつも通り
リコーGR-DIGITAlと
コダックEasyShare
V705の2台にて。一部画像はTiltshift Generatorを使用して、加工してあります。
我ながら、ちょっと変わってきたなぁ…と感じるのは、以前ほど「超広角」をあまり使用しなくなったコトですね。
以前は
GRに常時付けっ放しだったワイコンも、最近では滅多に使用せず、28mmでの撮影がほとんどです。
…まぁ、ヨメさんには「相変わらず、アンタの写真は暗いねぇ…」と言われましたが…そこは変わっていないようです。
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- 2010/03/25(木) 22:54:37|
- 愛知県稲沢市
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このブログを休止したのが2月末ですから、はや9ヶ月が過ぎようとしています。
その間、相変わらず仕事の方は忙しく、会社から帰ってはバタンキューな毎日。
ブログは無理でも、「Zorg」のように1枚ずつならアップしていけるのでは?
…と考えていたのですが、その気力もない状態。うーん、なかなかうまくいきません。
だけど、それでも休みの日は家にいるのが「もったいない!」と感じてしまい、
できる限りカメラを持っては街を歩き回っています。
朝辛くて起きれない日も多く、そんな日は近場しか行けませんが、
逆に様々な時間、天候、季節に何度も同じ街を歩くことにつながり、
今まで気付かなかった発見があったりして、これはこれでなかなか素敵だな、と感じています。
さて、そのような状況ではありますが、以前からブログ上でお付き合いさせていただいておりました
「N的画譚」のneonさんが、銀座の画廊で個展を開催されるということで、
それに合わせて東京に行って参りました。
その際、お祝いは何を持っていったら喜んでいただけるかな~?と考えた末、
「名古屋発 カフヱーを訪ねて~Retropolitan Journey その後~」と題し、
ブログに掲載した以後に撮影した画像をまとめ、写真集を作製してお持ちしました。
この写真集は、私の分とneonさんにお渡しした2冊だけ作ったのですが、
ブログ休止以後、ありがたくも、いろいろな方から「どうしてますか?」と
お声を掛けてもらうことが多いので、この度、近況報告に使わせていただくことに致しました
(neonさん、ありがとうございます)。
よろしければ、
こちらからご覧ください。
【写真集「名古屋発 カフヱーを訪ねて Retropolitan Journey…その後」目次】
○名古屋 「名楽園」「城東園」「八幡園」「港陽園」「鳴海園」
○岐 阜 「金津園」「国際園※」「神岡・宮下※」「郡上八幡・積翠園」「多治見・西ヶ原」「揖斐川町」
○愛 知 「一宮・松栄新町」「一宮・花岡園」「岡崎・松本花街」「岡崎・千鳥園」
「小牧・曵馬園※」「刈谷・亀豊園」「瀬戸・陶華園」「津島・新天地」
○三 重 「鳥羽待合組合」
○静 岡 「清水(旭・元屋敷)」
○福 井 「武生・尾花新地」
○石 川 「金沢・石坂」
注)※を付けた街の写真の一部は、「Tiltshift Generator」を使用して、明るさ等を調整しております。

これからもカメラを片手に、いろいろな街を歩いていこうと思います。
それでは、またの機会に。
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- 2009/11/28(土) 00:11:18|
- 東京都
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一色町最後は、商店街のホンダN360の看板が残る自動車屋さんから西へ入ったところの1軒。
界隈では、この1軒だけ異彩を放っており、とても気になりました。

昭和30年代後半の地図では、「末広屋」さんという屋号で何事か商売を営んでおられたようなのですが、果たして何のお店だったのか?
玄関周りのみ色調が変えられており、なおかつ右には飾り窓。とてもモダンです。

壁の褪せ具合も素敵なんですが、惜しむらくは1階の大部分が板塀で隠されてしまっていること…。

通りに面した側はこのように上面がタイル、その下には重々しい鉄の扉。
ホント、何のお店?とてもフシギな造りです。あー、今でも気になってます。
一色町はこれにておしまい。次回はこの帰り道に寄った、碧南の駅前です。

PHOTO:Ricoh
GR-DIGITAL+GW-1&
Kodak EasyShare
V705
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- 2008/11/10(月) 00:45:50|
- 愛知県幡豆郡一色町
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路地を出たところから西へ。
こちらは前回も含め歩いていません。
それに検番の裏に何かあるんでは?という気がして、ちょっと期待して先へと歩きます。
一色には
花街だけでなく、「
睦荘」と呼ばれる
色街も存在していました。
赤線廃止直前の昭和30年で、10軒の妓楼。
その痕跡が残っていないか、というのも気になって…

この通りも昔はちょっとした商店街だったようで、少ないながらも現役の店がいくらか残っています。

しかし、ココはやっていないよなぁ…
元々とても大きな旧家だったように見えるのですが…

「オッ!」と目を見張ったのが、このお宅。
タイル巻きの柱が、奥まで何本も続いています。
おそらくかなり以前の築ですが、かなり普請されてしまっているのが残念。
元はどんなだったのか…

通りは1枚めの写真の右カーブの次に今度は左へ90度ターン。
検番からどんどん離れてしまう。これはイカン!
ちょうど左カーブのところに
路地を見つけたので、その中へと入って行きます。
路地の中は上写真のような廃屋あり、小さな畑あり…という感じ。
次回へ続きます。

PHOTO:
Kodak EasyShare
V705 2008/05
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- 2008/11/04(火) 23:04:55|
- 愛知県幡豆郡一色町
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前回の
路地と通りを挟んで反対側を歩いてみます。
この付近は前回の訪問時には歩かなかったところです。
右側のシャッターが閉まった店跡の向かいに細い
路地が分岐していますので、
早速入ってみましょう。
路地は小さな神社や町工場、長屋などを左右に見ながら、商店街の通りに並行して続きます。
クルマなんてとても通れない細さで、コンクリートの路面が続いていきます。

もうちょっと先へ歩くと唐突に現れるスナック。
帰ってから調べ直してみると、かつてこの奥には
ウナギの寝床のような長細い旅館があったようです。
現在はほとんど人通りもなく、しんとした一角。

スナックのはす向かい、上写真にも写っている古いお宅。
ポストの横に古びた木の看板が…。
このお宅お同じ時間を経たであろうその看板には
「一盛社芸妓組合検番」と書かれていました。まだ検番が残っているとは!

しかしこの
路地に残っている
花街の痕跡はこのくらい。
あとは崩れかけた土壁が目に付くぐらいでしょうか…

あっ、これはどうなんだろ?
古そうではあるんですが、店だったにしては小さすぎるような…

次回は商店街からちょっと外れたところへ…

PHOTO:
Kodak EasyShare
V705&Ricoh
GR-DIGITAL+GW-1 2008/05
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- 2008/10/31(金) 22:44:55|
- 愛知県幡豆郡一色町
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人気がないながら、時々クルマが通りすぎるメイン・ストリートと比べると、
時間が止まったかのような1本東側の
路地。
この
路地にもかつては数軒の商店があったようです。

その中で「料理店営業」の札を掲げているのが、「花月」さん。
昭和30年代の地図に既に記載されているので、少なくとも40年以上前からの営業でしょう。
建物も外壁は普請されてはいますが、屋根周りはオリジナルと思わせる風格ある造りです。

「花月」さんより少し北寄りのお宅。
現在は歯科医院となっているようですが、こちらも花街の風情を感じさせます。
1963年の地図を見ると、このはす向かいにも「新長楽」さん、
路地を入ったところにももう1軒「新住吉」さんという料理店の屋号が見て取れます。
この界隈が一色の花街の中心だったのではないでしょうか。

上と同じお宅。
破風の下には広く取られた両開きの戸に素敵な外灯。

そして足元を見ると、松?を象った敷石。華やかな雰囲気を感じさせます。
路地はゆるやかにカーブしながら続き、商店街が尽きる付近でメイン・ストリートに合流するカタチで終わります。
ふたつの道の間には銭湯もあったようですが、煙突も見当たらず…

次回は通りを挟んで反対側へ…
PHOTO:
Kodak EasyShare
V705&Ricoh
GR-DIGITAL+GW-1 2008/05
【お詫び】どうもこのところ仕事が忙しく(今日も休日出勤でした…)、更新が滞っております。申し訳ありません。
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- 2008/10/26(日) 22:19:25|
- 愛知県幡豆郡一色町
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