今回は
神宮小路の南半分。
突き当たりが名鉄の神宮前駅です。
上写真を左に入ると、またも
路地の飲み屋街。
こちらは現役のお店が多く、早い時間から演歌を気持ちよさそうに唄う
サラリーマンの声が聞こえてきたりします。
反対から写した1枚。
アスファルトでなく、コンクリート・ブロックが敷き詰められた地面がイイ感じ。
駅に近い側の1軒。ココは現在やってなさそうです。
壁にスペース・インベーダーが描かれているところから、
最後はゲーム・センターだったのかも。
ちょっと戻って角を曲がったところ。
この背面には共同のトイレがあって、昔ながらの飲み屋街という風情です。
脇には店の勝手口が通じるさらに細い通路。
でもここにも屋号を掲げた店や、かつて店だったらしき家が…
同じ通路を反対側から見たところ。
ココにも年月が素敵にウェザリングされた壁が…
神宮小路と駅の間にある東海地方唯一の踏切。
JR、名鉄が並行するココは列車本数がかなり多くて、
そのままでは「開かずの踏切」となってしまうので、
人の手によって細かく遮断機を操作して、歩行者や自転車を通しています。
しかし、やはり危険なこともあり、数年後には跨線橋を新設して、
踏切は廃止されることになっています。
これにて
神宮小路編はおしまいです。お付き合い下さり、ありがとうございました。
PHOTO:Kodak EasyShare
V705 2008/06(1,2,6枚め)
Ricoh GR-DIGITAL+
GW-1 2007/05
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- 2008/07/03(木) 23:10:12|
- 名古屋市熱田区
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このところ会社の方が社長が代わったり、同僚が研修で不在で人手不足だったりで
忙しく、更新が滞っております。申し訳ありません…
さて、神宮小路の続き。クランクのある路地を抜けたところから。
上写真の店。
2階建てなんだけど、手前側だけが煙突のようにポコンと突き出しています。
この「小路」は新しい建物はほとんどなく、昭和な家がほとんど。
奥に少し見える青いビルは、飲み屋街のド真ん中にある専門学校。
まだ新しく見えるのですが、使われていないようで、
前は近所のクルマの駐車場所となっていました。
「ひょうたん」という屋号の飲み屋さん。
モルタルの壁に屋号通りの型抜きがされていました。
名鉄駅前まで続く通り。
こちらは多くの店が現役で、営業時間に向けて買い出しをしてきた店の人が
レジ袋を提げて店の中へと入っていく姿が見られました。
ブロックを組み合わせてデザインされたバーの壁。
一宮の「松栄新町」の家を思い出させます。
次回は、もうひとつの路地へと。
PHOTO:Ricoh GR-DIGITAL+GW-1 2007/05 (1,4枚め)
Kodak EasyShareV705 2008/06
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- 2008/06/29(日) 23:40:05|
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やっぱココはイイなぁ~というワケで今回もこの
路地から。
この2枚は昨年5月撮影。
やはりこの
路地で一番のアイキャッチはこの壁でしょう。
色合いがなんともタマランです。
ココもスナックだったようですが、現在はやっておられないよう。
こんな植栽があると、「
路地」って感じですね。
ちょっと薄暗くて、すべての色が濃く感じられる雨の日もオツなもんです。
自然にウェザリングされた壁。
塗装の剥がれ具合といい、木枠の窓といい、役者が揃っています。
階上の戸袋は下縁が曲線を描きます。この
路地の多くの家が同じような造りで、
同じ時期に同じ建築屋さんによって建てられたのではないかと思われます。
ここも看板は残るものの、やっておられないと見られるスナック。
壁のザラザラ感が伝わるでしょうか。
見上げると、無数に張り巡らされた電線。
戦争中、襲来した敵機に向けて一斉に放たれた対空砲火の写真を思い出しました。
路地の出口から1枚。
次回も
神宮小路を歩きます。
PHOTO:1,2枚め…
Ricoh GR-DIGITAL+
GW-1 2007/05
3枚め~…
Kodak EasyShare
V705
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- 2008/06/24(火) 03:21:30|
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神宮前商店街の南側半分には、線路との間に「
神宮小路」と呼ばれる飲み屋街が形成されています。
左側が商店街、右が飲み屋街。ここはその間の細い
路地。
裏口に当たるせいか、物干し台が出っ張っていたりして、生活がそこにある感じがありますね。
少ないながらもスナックが店を開いていますが、ここにも物干しがぶら下がっていたりして…
正面のデザインされた壁で
路地は行き止まり…
…かと思いきや、クランク状になって
路地は続きます。
クランクの先にはひび割れて色褪せた壁、そしてこれもひび割れたコンクリートの地面…
思わず目を見張る風景が広がっていました。
別の日に同じ位置で写した1枚。
建物の傷み具合からもう人が住んでいない家も多いようですが、
どこからか「水戸黄門」の放送が聞こえてきました。
次回もこの「
神宮小路」を歩きます。
PHOTO:
Kodak EasyShare
V705 2008/06
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- 2008/06/21(土) 23:32:13|
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今回からは、
熱田神宮東の
商店街、飲み屋街を歩きます。
以前にも飲み屋街の方はチラッとだけ取り上げたのですが、
もう一度ゆっくり歩いてみよう…と思っていたところです。
その後、昨年5月と今年6月に2回の計3回訪れてみましたので、
併せて紹介したいと思います。
地下鉄名城線を神宮西駅で下車、
熱田神宮北側の歩道を東へと歩きます。
ここは神宮の北東角、JR
熱田駅前の交差点付近の角を切り取ったようにあるL字形の
路地。
長屋状の家は以前は飲食店かなにかのお店だった風情。
昭和の時代は神宮へ参詣した帰りに寄る人で賑わったのでしょうか。
路地を出て通りを渡ると、名鉄神宮前まで続くアーケードの
商店街。
この手前に男の精力剤などを専門に扱う薬局があるのですが、
すれ違った4人組の女子高生がみんなで入っていってびっくりしました。
…まあ、すぐ出てきたので冷やかしだったようですが…。
(※写っている女のコは違いますよ)
商店街は約300mに渡って続きますが、もうやっていない店、
シャッターを閉ざしたままの店が目立ちます…
商店街の裏に回ると、どの建物もかなり前に建てられたものだとわかります。
右に少しだけ写っている
熱田区役所、図書館、文化小劇場が入る近代的なビルとは好対照な姿。
熱田図書館から1枚。ほとんどが3階建てなんですね。
しかしこうして見ると、どの家も3階は後から継ぎ足されたようにも見えます。
この
商店街について図書館で調べてみましたが、いつできたのか分かりませんでした。
ただ、戦後すぐにはあったようなので、建物はその頃からのものなのかも知れません。
バックの森は
熱田神宮です。
カフェの看板が残ったままの店跡。
裏側はツタが絡まり、廃屋然としていました。
見上げると、窓にはステンドグラスのような装飾が。
次回は
路地の飲み屋街へ。
PHOTO:
kodak EasyShare
V705 2008/06(3枚めのみ
Ricoh GR-DIGITAL+GW-1 2007/05)
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- 2008/06/19(木) 23:26:59|
- 名古屋市熱田区
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町歩きの帰り、地下鉄で金山から1区先の
日比野へやってきました。今日の
銭湯はここから少し歩いた「冨士の湯」さんです。
駅からは
日比野駅の北に位置する中央卸売市場や駅の東の名古屋国際会議場「センチュリー・ホール」(貯木場があった)へと延びていた
貨物線の廃線跡に沿って歩きます。
廃線跡は、このように自転車置き場や公園、宅地などとして活用されています。
かつての線路と道路の間の狭いスペースに飲み屋さんが集まって残っています。奥行きのない店内はどうなっているのだろう…やっぱりカウンター席なのかな…。
西に進むに連れ、
貨物線跡はマンションが多くなります。この付近は数年前に歩いたことがあって、そのときは空き地も結構あったように記憶していますが、もうほとんど新しいマンションで埋まってしまいました。
目的の「冨士の湯」さんは予め住所から場所を調べておいたのですが、路地の奥という立地条件のため、少々迷って到着しました。
のれんをくぐると、番台には70代かな?の人の良さそうなおかみさん。「いらっしゃい」「お願いします」とあいさつを交わして、上がります。料金は400円。
下駄箱は、金属製のフタを持つタイプ。結構このタイプ、好きなんですよね。なんか航空機の部品みたいで…
脱衣所は天井扇あり、木枠+すりガラスのロッカーありの、なかなかのレトロぶり。ベンチでは2人とものぼせたのか、親子が同じポーズで「は~っ」とやっていました。
脱衣所と浴室の仕切りは、引き戸と窓以外は全面細かいタイル貼り。これは素敵です。
浴室に入ると、床や壁のタイルは新しくされていましたが、浴そうには青色の細かいタイルが残されています。手前の白湯はお寺の鐘の断面図のようなカタチ、奥のデンキとジェットの槽も単純な四角ではなく、曲線を描いており、なかなか面白いです。
カランは左右の壁それぞれに配されたものと、白湯の手前に2対2の島式タイプがあるのが珍しいです。せっかくなので私も島式のカランに陣取って洗います。桶は黄色ケロリン、イスは緑色のプラスチック製M字形という定番の組み合わせがうれしいです。
身体を洗いながらコンクリート製の天井を見上げると、縁取りされた菱形の湯気抜きの中央で左右からの梁(はり)が交わるという、面白い造形。古びたコンクリートの色合いや梁の一部が崩れて鉄骨が顔をのぞかせており、目を楽しませてくれます。
古い割に浴室は清潔に保たれており、ジェットの吹き出しもカランのお湯の出も申し分なし。ちゃんと手を掛けて維持されているのが感じられるお湯でした。
お湯から上がると、番台にはおかみさんの姿はなし…。女湯の方にでも行かれているのでしょう。これじゃあドリンクが買えない…。ちょうどお客さんが途切れるタイミングなのでしょう。
戻られたのは、帰り支度も終わった頃でした。残念…。
「冨士の湯」さん、いいお湯でした。
PHOTO:RICOH
GR-DIGITAL+
GW-1 2007/04/30
- 2007/05/09(水) 21:40:00|
- 名古屋市熱田区
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