昨年の暮れは12月29日が仕事収め、30日からお休みに入りました。
例年年末のお休みは買い出しやら、大掃除やらで出歩いている暇はないのですが、ヨメさんから「今日(30日)は、昼から出ててもいいよ」とのお言葉。
実は前回の「玉乃井湯」さんで、今年の銭湯は終わりかな、と思っていただけに、ウレシイなあ。いつもありがとう。
というワケで、あらためて2006年最後の銭湯としてやってきたのは、中村区の「
寿湯」さん。2回目のお世話になります。
アーチ型の入口も、脇に掲示された「中将姫」のホーロー看板も前回と変わらないのを確認しながらのれんをくぐると、番台は前回「また来てね」と声を掛けて下さったおばあちゃんではなく、もっと若いご主人が勤められています。
後で伺うと、おばあちゃんは腰を悪くされてお休みされているとのこと。でも「元気ですよ」と聞いてなんだかほっとしました。

天井が高く広さを感じさせる脱衣所、浴室の壁一面のアルプス?のモザイクタイルも健在で、うれしいなあ。お客さんも常時5人前後はいて、活気があります。
ここはやっぱり居心地いい銭湯だと感じます。
湯から上がって、パックの牛乳(森永)を飲みながらテレビを見ていると、サダム・フセイン元イラク大統領の死刑執行のニュース。ああ、大丈夫かな、またこれに抗議して新たなテロや紛争が起こらなければいいのですが。あのベルリンの壁崩壊のとき感じた「世界が平和になる」という期待感とは逆に、各地では戦争や争いが絶えないですね。2007年は、お互いを理解しあって少しでも平和が近付いてくれるといいな…と思わずにはいられません。

帰りは前回解体工事が進んでいた「住吉温泉」さんを見て来ました。既に重機の姿はなく、すっかり更地となってしまった跡地。土の中にタイルの破片が混じっているのを見て、やっぱり寂しくなりました。
写真はその後地下鉄本陣駅に向かう途中で見つけた銭湯跡(屋号不詳)。煙突も含め、そのまま残っています。銭湯には厳しい時代ですが、2007年はこうして廃業されるところが増えなければいいなあ。

PHOTO:RICOH
GR-DIGITAL+GW-1 2006/12/30
- 2007/01/08(月) 21:00:00|
- 名古屋市中村区
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クリスマスイブということで、ロマンティックに夜景をお届けします…というワケではなく、前回も書いたように写真整理の都合で、掲載が今日になったわけですが。
「くるわ湯」さんへの行きと帰りに、旧遊廓の南側を中心に何ケ所かで三脚を立てて撮影してみました。

昭和で時が止まったかのような飲み屋が並ぶアーケード、「
大門横丁」。今日は開いている店は半分くらいでしょうか。

「
大門横丁」一本北の飲み屋や飲食店が並ぶ通り。「
大門小路」は、古い建物の中に小さな店が並びます。

看板のネオンが点灯しているところを見たかった「
中村映劇」さん。深夜まで上映中ですが、ロビーに人影はなく、ひっそりとしていました。
大門は遊廓だけではなく、古い民家や雑居ビルも多く残っていて楽しいですね。

帰りは
中村映劇さんの前をずっと北上して、地下鉄の本陣駅へと向かいましたが…えっ?以前入った「
住吉温泉」さんがない…左奥の白いテントで覆われているところは、ちょうど煙突があったところです。愛知県の銭湯業者さんのホームページ
愛知県公衆浴場業生活衛生同業組合の中村区支部加盟浴場には、まだ名前があるのですが…。廃業されてしまったのでしょうか?建て替えとかならいいんですが…。

次回からは、三重県四日市市富田を歩きます。みなさま、よいクリスマスを。
PHOTO:RICOH GR-DIGITAL+GW-1 2006/12/07
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- 2006/12/24(日) 00:30:17|
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写真整理の都合で順番が逆になってしまいましたが、前回の「まねき湯」さん、前々回の「初の湯」さんの前にもう一軒訪れた
銭湯があります。
名古屋銭湯界では有名な
中村区の「
くるわ湯」さんです。
何といっても元々は遊廓だった建物を使用しているところから付けられたという「くるわ(=廓)湯」の屋号、そして
名古屋ではなかなか見られないこの堂々たる和風建築。以前から訪れてみたかった
銭湯です。
さっそくのれんをくぐってみましょう。

小さなスペースに設えられた庭を横目で見ながら入口を入ると、番台を勤めるのは40代後半か50代前半と思わしきメガネのおかみさん。料金400円を支払い、水色のタイルが曲線を描くタタキに上がります。下駄箱はアクリルふたの新しいものに更新されていますが、格子状の天井、木枠に波板ガラスがはまったロッカーなど、なかなかのレトロテイストがそこかしこに漂います。
私は服をそのままロッカーに入れましたが、後から来られた常連さんを見ていると、
写真に写っている緑のカゴに入れてから、ロッカーに収めておられました。なるほど。
その他、脱衣所で印象的なのは、流しのある緩衝スペースの広さ。脱衣所の半分とまではいかないまでも、1/3くらいはあるでしょうか。

浴室に入ると、正面の壁には、木をバックに語らっている2人の裸婦を描いたモザイクタイル画。この画はとても有名で、いろんな方のホームページで拝見したことがありましたが、実際目にすると、とても迫力を感じます。
壁一面に渡る大きなもので、下にはカランが設けられていますが、タイル画優先のため?鏡ナシという徹底ぶりです。
タイル画をバックにした浴槽もまた奇抜。ジェット&気泡の湯船は、まるでひょうたんを角張らせたような形状です。その左右に白湯とデンキの槽が独立しています。お湯加減はちょうど良く、ゆっくり浸かれます。
カランは、女湯との仕切りに4、奥の壁タイル画の下に4、外側の壁に8、入口側の脇に2と1の配置です。お湯の出も申し分なく、気持ちいいです。桶は
ケロリン。
上に書いたようにタイル画の下のカランは鏡がないため、使う人が少ないのか前にはイスが集められていました。

ドリンクは、ここも牛乳の他にポカリスエットなど豊富です。私はビンの明治牛乳(110円)をチョイス。他のお客さんのジャマにならないようにドリンククーラーの横、マッサージチェアに腰掛けて湯冷まし。こうやって見渡してみると、広い脱衣所ですね。幅が広く、正方形に近いからそう感じるのでしょうか。

「
くるわ湯」さん、いいお湯でした。次回は、「
くるわ湯」さんの周りの町並み。
PHOTO:Ricoh
GR-DIGITAL+GW-1 2006/12/07
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- 2006/12/23(土) 00:26:32|
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この日は昼から時間ができたので、栄のナディアパーク4階のデザインギャラリーで開催されている「日本の新聞広告賞作品展2006」を見に行きました。私が撮る写真は広告とは掛け離れたものですが、面白い視点の写真が多く、楽しめました。

その後、西区押切、栄生あたりをふらふら歩いて、辿り着いたのは今回も駅西。
かつての中村遊廓の少し東に位置する「東雲湯」さんにお世話になります。
マンションの下に店を構えるこちらは、見るからに近代的な造り。通りに面していますが営業時間でも暖簾が架からないので、知らないと見落としてしまいそうです。

自動ドアの入口を入ると、すぐ左に温和そうな女将さんがつとめるカウンター。料金は400円です。脱衣所の手前にはコンパクトな休憩スペースと自販機。天井も高くないので、なんだか少し窮屈さを感じます。脱衣所ももちろん近代的な造り。写真中央奥、浴室の扉脇の衝立ては、シャワーが設けられています。

浴室もグレー基調。ビル内のため窓も、湯気抜きもなく、なんとなく閉鎖された感覚が漂います。浴槽は、女湯との仕切り側に手前からボディシャワー、打たせ湯、デンキ、ジェット、白湯の順。また、サウナ(有料100円)があるので、外側の壁側に水風呂もあります。カランは外側の壁に7つと、島式の4+2。設備が新しいだけあって、お湯の出が悪いとかの不具合はないのですが、備え付けの洗面器が安物なのかぺなぺなで、持ち上げるとしなるのがどうも気になってしまいました…。
私のようにレトロさや風情を求める者にとってはイマイチですが、毎日のように通うなら設備が充実していて良い銭湯なんでしょうね。いいお湯でした。

湯から上がると、ちょうど夕暮れ時。ずいぶん日が短くなりましたね。夏はこの時間でもまだまだ暑く、せっかくの風呂上がりなのにすぐ汗をかいていましたが、風も心地良いです。最寄りの地下鉄駅、「中村日赤」までかつての遊廓の中を涼みながら帰ります。

ユニーの向かい、有名な「長寿庵」さんの建物。キレイに整備されており、中の電気も灯っていました。「松岡」さん隣りの「新金波」さんや遊廓建築を転用したアパート「新羽衣荘」など、かつての建物が少しずつ姿を消していく中、こうして使われているのを見るとうれしくなります。

かつて旅館「大観荘」があった場所から一枚。ここは現在ドラッグストアになっています。煙突は以前お世話になった「寿湯」さん。今日は定休日。

PHOTO:Ricoh GR-DIGITAL+GW-1 2006/09/18
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- 2006/10/02(月) 23:27:20|
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雨が止む気配もないし、あまり散策もできなかったのは残念ですが、長島を後にすることにしました。
今日は疲れるまでは歩いていませんが、銭湯に向かうことにしました。
旧長島町には銭湯はないので、近鉄、地下鉄を乗り継いで名古屋へ。
今日も駅西を目指し、中村日赤駅で下車。
さて、今日はどこへ…と考えていたら、またも雨が落ちてきました。
というワケで、一番近い銭湯、日赤病院向かいの「末広温泉」さんにお世話になることにしました。

表にはコインランドリーもあるこの銭湯、のれんをくぐるとサッシのガラス戸に「湯男」の表記。ガラッと開けると番台には自分よりは上ですが、まだ若いおじさんが「いらっしゃい」。
脱衣所は、レトロではありませんが、ロッカーは70まであり(ただし、一番下の段は使用されていない)とても広いです。片隅には、先日の住吉温泉さん同様、ここにもぶら下がり健康器が…

浴室は典型的なセンター浴槽。白湯(子どものお客さんに対応するためか、浅い部分が広く取ってある)、ジェット、デンキの3つがL字型に配されています。
お湯は心地よい温度。白湯の浅い部分に座ると、ちょうど半身浴になって、長湯できました。
カランは浴槽を囲むように20以上はあり、それぞれの蛇口の前にイスがキレイに置かれていました。店主さんは几帳面なのでしょうね。
お客さんも乱れたイスをしっかり揃えてから出ていかれる姿が印象的でした。

湯から上がって、脱衣所で涼みます。
こちらのドリンクは牛乳類は「メイトー」。ファンタ、スプライト、ラムネなどの瓶ドリンクも充実しています。
今回も手持ちのスポーツドリンクがかなり残っているので、遠慮しました。
ここもいいお湯でした。
表へ出ると、ちょうど雨も止んで、わずかながら太陽が顔をのぞかせていました。さて、家へ帰ることにしましょう。

PHOTO:Ricoh GR-digital+GW-1 2006/07/16
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- 2006/07/23(日) 23:04:16|
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この日は、所用やちょっと街歩きをして、「さてお風呂は…」。
結果、駅西の銭湯密集地帯を歩きながら決めることにしました。
地下鉄を桜通線の終点、中村区役所で降りて中村遊廓の方へと歩き始めた途端、ゴロゴロ…遠い雷鳴と共に大粒の雨が落ち始めました。
早足で歩きながら「中村日赤前の末広温泉さんか、寿湯さん、それとも郭湯さんまで行けるかな〜」と考えていたのですが…雨粒は大きくなる一方。
結局、かつての遊廓の東側にある「住吉温泉」さんにお邪魔することにしました。
こちらは以前このブログでも変わったタイプの傘立て(↓の写真右側のもの)を載せたことがありますね。その時は営業されておらず、入ることはできなかったのですが、今日は開いていました。よかった。

通常ならば、入口にのれんが掛かっているのですが、ありませんね。男湯と女湯は別々に入口があるのですが、外の下駄箱のところで一旦つながっている構造。番台で料金を払う前に靴を脱いであがります。

ちょっと怪しい赤色に塗られた引き戸を開けると番台。ちょうど入れ違いになったおじさんに「雨降って来たかね?」と尋ねられました。
「はい、大粒のが落ちて来ましたよ」と答えると、「あちゃー」と言いながら出ていかれました。
番台で料金を払うときも、おかみさんからも雨のことを尋ねられて同じように答えると、「まあ、夕立ちだろうで、ざっと降って止むわな」…そうだといいんですが。

外観からはあまりレトロさを想像していなかったのですが、古めの壁掛け扇風機が唸りを上げる脱衣所には、木製のすりガラスがはめ込まれたロッカーが残っていたり、なかなかよい雰囲気です。
浴室も適度にレトロ。入口脇のカランの付いたタイルの台が素敵です。
浴槽は凸の字型に配されており、手前からジェット、白湯と続き、岩場が設えられた突き当たりの壁際は薬湯とデンキ風呂。薬湯の浴槽は壁側が波形になっていて、すっぽり身体が収まるようになっているのが面白いです。
タイルがところどころ剥がれてしまっていますが、全体的によく手入れされており、清潔感が高い印象。
居合わせたお客さんのマナーもとてもよくて、湯気抜きが異常に高い天井を見上げながら、気持ちよくお湯を楽しみました。
再び脱衣所で扇風機の風に当たりながら涼みます。
室内を見回すと、あの一世を風靡したぶら下がり健康器があったり、初めて目にするベットのような背骨矯正器「ローラーヘルサー」(有料)が置かれていたり。おもしろいです。他にもぶら下がり健康器の上には、岐阜金津園の「ゴージャスなプレーハウス トルコホワイトハウス」の広告とともに「最近、板の間泥棒が多発しております…」と書かれた看板。なかなか見どころが多いですね。

ドリンククーラーにはメイトーのびん牛乳が(その奥におかみさんがつけたらしい梅酒が置かれていたりする)。戴きたいところでしたが、手持ちのペットボトルの緑茶がずいぶん残っていたので、残念ながら遠慮しました。
「ありがとうございました」「はい、ありがとう」とあいさつを交わして表へ出ると、すっかり雨は上がって、陽が差していました。

住吉温泉さん、いいお湯でした。ありがとうございました。

PHOTO:Ricoh GR-digital+GW-1 2006/06/28
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- 2006/06/30(金) 23:59:59|
- 名古屋市中村区
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