前回最後の写真の建物は、このような長屋構造。奥にも建物が続いている、かなり大きな規模の建物です。
前回の扇型の切り欠きのブロックの玄関の上階は朱色に塗られ、軒灯もあって「遊郭跡?」と思わせます。
犬山にも「櫻楽園」と呼ばれた遊郭〜赤線があったそうですが…図書館などで調べているのですが、今のところ場所を特定できずにいます。

上の建物から始まり、付近はいかにも
花街っぽい建物がいくつか残ります。この界隈は市内をぐるっと廻った後でもう一度戻ってきたので、また後ほど。

角を西に折れると、こんな屋号を掲げた家も。大本町と呼ばれるこの付近には、戦後しばらくの間多くの芸妓置屋がありました。
路地は緩やかに下りながら、古くてもすてきな佇まいの家が続きます。

この家もかなり大きな規模。シンメトリーな破風が存在感いっぱいでした。

坂を下った付近。左の家には小さな屋根神さまがちょこんと祀られています。

突然現れる
銭湯跡のタイル画。図柄は日本ラインと形容される
犬山付近の木曽川の風景です。
現在は駐車場となっているのですが、これは意識的に残されているのでしょうね。

次回もこの付近をもう少し歩きます。

PHOTO:
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- 2007/10/19(金) 01:30:03|
- 愛知県犬山市
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通りから何の変哲もない
路地を少し入ったところにあるのが、
犬山唯一の銭湯「ライン温泉」さん。
営業の準備をされているのでしょう、奥から木材をカットする機械の音が聞こえてきます。
夕方もう一度訪れることにして、散策を進めます。

「ライン温泉」さんの奥。
路地の中は住宅が多いのですが、所々にこうした古い建築が残っています。
路地をぐるりと廻って、前回の旅館の前へ戻ってきました。ちょうど向かいのお宅。こちらも玄関脇に装飾が残っていました。

もう少し北へ歩くと、ビルに集められた近代的な、しかし「昭和」な商店街。正月三が日ということもあるのか、ほとんどがシャッターが下りたままでした。

大垣にもありましたが、こういった年月を経たコンクリートビルの商店街というのは、どこか惹かれるものがあります。

一本西の通りは、かつて歓楽街だったという通り。南端の方はあまり面影はありませんが…

…
犬山駅から西へ延びる道路を渡ると、元は商売をしていたであろう家が多く見られるようになります。

次回はここからの続き。
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- 2007/10/17(水) 23:30:07|
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更新が滞っていて、すみません。このところ仕事が忙しくて、家に帰ったらご飯を食べてバタンキュー。休みの日は1日外を歩き回って、帰ったらご飯を食べて、やっぱりバタンキュー…な生活を送っております。
さて、今回からは愛知県北部の街、
犬山を歩きます。
訪れたのは1月3日。
犬山といえば、成田山。参詣の人で電車は混雑しているのかと思ったのですが、余裕で座れました。うーん、現在はみんなクルマで行くのかな。
市街地の南端、
犬山口で下車。ここから北へ歩いていくことにします。

駅の付近はぽつん、ぽつんと商店が残る町並み。昔は賑わっていたんだろうなあ…と想像しながら、歩いていきます。

古い商店の店先。「メイキエンジン」は現在も製造されている製品ですが、「新三菱」は、戦後の財閥解体で三菱重工が三つに分割されたうちの一社。現在は再び元通りに再合併して「新」の文字が取れました。

古い米屋さんの倉庫。マンションが建てられるらしく、「建築計画」のプレートが掛かっていました。

「料理店」の鑑札が貼られた、これも古い一軒。すその市松模様のタイルがキレイでした。

もう少し北へ歩くと、ちょっと道幅が狭くなって、センターラインがなくなります。この付近も通り沿いに寺院や古い木造建築が結構残っています。

上写真の旅館。玄関脇の菱形の小窓がカワイイ。

次回は脇道に入りながら、北上します。
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- 2007/10/14(日) 22:57:21|
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2007年初銭湯は犬山市の「ライン温泉」さんに行ってきました。
「ライン温泉」とは、とても美しいネーミング。東海地方の方はご存知でしょうが、犬山市を流れる木曽川はその風光明媚さからヨーロッパのライン川になぞらえて「日本ライン」と形容されています。こちらの屋号も、それに由来しています。
1959(昭和34)年時点で犬山市内では8軒の銭湯が営業していましたが(銭湯の最盛期は昭和40年頃と云われるので、それ以外にもあったと思われます。実際この日も1959年のリストにない銭湯跡を見かけました)、現在はこの1軒のみとなってしまいました。
昔からの商店街から細い路地を入った住宅地の中にこちらの銭湯はあります。
写真は、のれんが掛かる前。左の軽トラが止まっている奥からは電動ノコで木材を切る「ぎゅわーん」という音が聞こえてきます。ここも燃料は薪のようです。

上写真、赤い瓦の部分は土間になっていて、ここで靴を脱いで上がります。下駄箱は結構古いものですが、カギもしっかり掛かる現役。
犬山というと明治村やモンキーパーク、リトルワールドと名鉄関連のレジャー施設が多い正に「お膝元」ですが、近鉄の広告が掛かるのが面白いですねえ。そういえば、同じ看板を先日の「玉乃井湯」さんやここはまだ紹介していませんが常滑市の廃銭湯でも見かけました。

「こんにちは」とあいさつすると、番台を勤めるおかみさんから、「あけましておめでとうございます」と丁寧なあいさつをいただきました。そうだ、と私も慌てて「あ、おめでとうございます」と返します。
料金は愛知県統制価格上限の「400円」と掲示がありますが、「おまけしとくよ〜」と30円が戻ってきました。
脱衣所はなかなかレトロ。ロッカーはもちろん木枠で中央にガラスがはめこまれた型、番台はタイル張り。そしてモダンな明かり取りの窓にはやられました。おかみさんによると、表からこの脱衣所までの母屋は、(おかみさんの)おじいさんが大正年間に創業して以来のもので、改修をしながら使っているとのこと。昔は格天井で、もっと風情があったのだったそう。

サッシで仕切られた流しの横には中庭が設けられており、浴室はちょっとした離れのような気分。浴室部分は母屋より新しく、昭和31年の築。おかみさんの旦那さんが技術者だったので、ご自身で設計されたそう。
板張りアーチ状の天井を持つ浴室も、またいい雰囲気。浴槽はいずれも女湯との仕切り側に配されており、手前から中庭に突き出した形で薬湯、センターに浅・深ふたつに仕切られた白湯、そして奥の壁際にデンキの4つ。いずれも豆タイルの貼られたやさしい曲線がたまりません。お湯の温度も熱過ぎず、気持ちいいです。
何より圧巻なのは、奥の壁の蛇行する大河を描いた大きなモザイクタイル。それも細かく色の濃淡までしっかり表現された「写実的」で芸術性の高いもの。中央にはヨーロッパの古城が描かれています。後でおかみさんに伺ったところ、改修の際にドイツのライン川の風景を画家の先生に描いてもらい、それを拡大したそう。道理で細かいところまで表現されているんですね。湯気の中で見ると、霧が掛かったようで幻想的に見えてきます。因みに改装以前は、「日本ライン」の風景だったそうです。
カランは外側の壁に6つと奥の壁に2つの配置。ここも「うろ古寿司」の広告が入るオリジナルの桶。身体を洗っていると、若いおとうさんと小学校に上がったくらいの息子さんが入ってきて、湯に浸かりながら「おとうさんが子どもの頃はね…」と話したり、女湯にいる妹(奥さんと一緒らしい)と「おーい」「なにー?」「呼んだだけー」とやり取りしたり。なんとも微笑ましい光景でした。
上がりは、森永のフルーツ牛乳。110円と書かれていますが、「100円でいいよ」と、またまたおまけしていただきました。恐縮です。
それから「どこからいらしたの?」「あ、名古屋です」「それは遠いとこから、ありがとうね」と始まり、いろいろとお話しを聴かせていただきました。
「犬山で最後の銭湯ですね」と伺うと、「昔はたくさんあったけどねえ。ウチも主人を18年前に亡くして、その時にやめようと思ったんだけどね。お客さんの中には私が女学生の頃から通って下さる方もおるからね…私も85だから、いつまでできるかわからんけども」…おかみさん、背筋はしゃんとされているし、受け答えもしっかりされていて絶対70代前半かと思っていたので、びっくり。おじいさんや旦那さんとの思い出を大事にされているのが伝わってくる、とても素敵な方でした。

「ありがとうございました」と帰り際にあいさつすると、おかみさんからは「またご縁があったら来てね。ありがとう」とやさしいお言葉。
そして↑の写真を撮ろうと準備していると、ちょうど出てこられた年配のご婦人に「写真撮るの?暗いけどちゃんと写るかね」と声を掛けられました。「はい、三脚があるんで…しかし、いいお風呂ですね。おかみさんも素敵な方ですし」と答えると、「そうなんだわ。また寄ったってね」「はい、必ず」
…「ライン温泉」さん、いいお湯でした。
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- 2007/01/09(火) 21:00:00|
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11月6日日曜日。先日の呼続緊急オフに続き、楽天地さんの素敵なサイト
「名古屋路地裏案内」のオフ会が開催され、参加してきました。
早朝の名古屋駅に集合、名鉄電車とバスを乗り継いで約1時間で目的地「博物館明治村」に到着しました。
東海地方に住む人なら遠足などで必ず一度は行ったことがある明治村。私も3、4度めの訪問ですが、前回から10年以上経っているのでなかなか新鮮でした。
平地にあると思っていましたが、結構山の中だったんですね。
最初に見たのは聖ヨハネ教会堂。キリスト教徒ではありませんが、教会って厳かな気持ちになれるので、なぜか好きですね。

西郷従道邸にて。床下の換気口の装飾がカッコよかったです。我ながらなんかヘンなモノばかり見ているなあ。

森鴎外・夏目漱石住宅では、琵琶の演奏を聴かせて頂きました。写真の見事な蒔絵の琵琶を持たせて頂きましたが、やわらかな手触りが印象に残りました。ありがとうございました。

漱石住宅裏手にて。村内はちょうど木々がキレイに色付き、目を楽しませてくれました。

漱石住宅を出た頃から、予報通り雨が落ちてきました。さすが降水確率70%…

西園寺公望別邸「坐魚荘」。こちらは大正年間の建築。竹を編んだ天井が印象的でした。

この後、ハイカラ写真館(安田銀行会津支店)で、Yさん、Pさんが明治時代の衣装を借りて記念撮影会。お二人ともとても似合ってましたよ!!
これはお二人が着替えている間に隣の札幌電話交換局でパチリ。

食事の後、SLの曳く列車で「なごや」からわずか5分で「とうきょう」へと移動。石炭の臭いがたまらないです。

私が一番楽しみだったのはここ、帝国ホテル正面玄関。有名な建築家フランク・ロイド・ライトの手による傑作です。全てが奇抜なデザインですが、カッコイイ!!

聖ザビエル天守堂のステンドグラス。この後、金沢、前橋の監獄や汐留バーなどに寄ったところで閉園時間となりました。

再び名鉄で名古屋駅へと移動。名古屋名物の手羽先で有名な「世界の山ちゃん」で夕食。建築や映画、旧遊廓などいろいろな話題で楽しませて頂きました。

いろいろな職業や年代の人たちとご一緒させていただくのは、本当に楽しいです。
ありがとうございました。

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- 2005/11/08(火) 18:20:07|
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